LEDヘッドライト

純正LEDヘッドライトを徹底分析
投稿日:2016.11.25 その他

最近の新車種では、純正HID車でなく、純正LED車が多くなってきました。
今までは、レクサスなどの高級車に搭載されていましたが、軽自動車にもLEDが当たり前のように
なり、純正LEDヘッドライトが今注目を集めています。
画像引用元:メルセデスベンツ
この先のライト技術のカギとなるのがLEDです。これまでにもヘッドライトへの応用が研究されてきましたが、LEDの特性である指向性の強さと投影距離の短さが課題となり実用化には至りませんでした。近年のめまぐるしいLED関連技術の革新によりようやく市販車に採用されはじめました。
LEDヘッドライトのメリットを以下にまとめてみました。
●色温度が5,500K(ケルビン)で、従来のキセノンヘッドライトよりも日中の自然光の色に近いため、
ドライバーの目にやさしい光といえます。
●寿命が約1万時間と、従来のキセノンバルブの約5倍の長さがあります。
●消費電力が少なくバッテリーへの負担も軽減できます。また、消費電力が少ないと
いうことは発熱量も少ないため、フォグランプなどスペースの限られた場所への格納も容易です。
●スイッチ・オンから徐々に明るさが増していくキセノンヘッドライトに対して、LEDヘッドライトは応答性がよくスイッチ・オンの瞬間から時間差なく最大の光を照射できます。
ただし、これらのメリットがあるのは確かなのですが肝心の明るさという意味では従来型のキセノンヘッドライトと同等以下で画期的に明るいというわけではございません。価格や明るさを考慮して考えるとまだまだ実用化が始まったばかりの発展途中と言えます。
ですので、現状で十分明るいヘッドライトを使っている人には交換してまで装着するメリットはありません。今後、新たに新車の購入を検討する際にもLEDヘッドライトを採用している車を探してまで購入するというほどではないと思われます。


画像引用元:CLUB CARS
個人的にもLEDヘッドライト装着車を夜間に使用してみたのですが、やはり想定していた通りで十分使用に耐えられますがキセノンヘッドライトに比べてやや暗いかなという印象でした。ただ、色合いの発色の良さも大きく、実際の光量としてはもっと暗かったのにそれを発色で補うことで、キセノンヘッドライトとの差が少しに感じているのではないかとも思えました。
もし、どうしても話題性のある新しい技術を人よりも先に体験したいということであれば迷わず飛びつくのもいいかも知れません。後悔することはないと思います。そうでないならもう少し成熟するのを待つのが得策です。
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