LEDヘッドライト厳選コラム

LEDバルブキットでH11のフォグランプを明るくしたい

投稿日:2018.01.12 LEDヘッドライトの選び方

近年、後付けLEDキットの価格も手の届きやすい価格帯の商品が増え、純正でハロゲンのフォグランプを装着している車でも、LED化することで明るくしたいという方も増えてきました。

しかし、巷にはさまざまなタイプのLEDが出回り、さらに価格もピンキリ。一体自分の車には、どんなLEDキットを取り付ければ良いのか悩んでいる方も多いことでしょうか。

そこでこの記事では、H8やH16と混同してしまうことが多い、H11タイプのフォグランプをLED化するための注意点や、どんな商品を選ぶべきかについて詳しく解説していきます。

オススメのケルビン数




皆さんが後付けのLEDフォグランプを選ぶとき、製品に書かれた「6000K」「6500K」というケルビン数を一つの目安として購入されるのではないでしょうか。このケルビン数が高ければ明るいと勘違いされている方がいらっしゃいますが、ケルビン数は明るさには関係の無い数字だということを覚えておきましょう。


ケルビン数とは色温度のことを指し、数字が大きくなればなるほど青く、小さければ小さいほど赤くなっていきます。ちなみに、天気の良い昼間に出ている太陽の光は5000K~6000K、純正のハロゲンランプは3000K前後です。


そして、この色温度ですが、先述したように数字が大きければ明るいというわけではないというのが大切なポイント。光の特性上、ケルビン数が高く青い光に近くなるほど、雨の日や雪道などでは光が吸収されてしまい視認性は悪化していきます。


霧などの悪天候で使用することが前提のフォグランプでは、やはりあまりケルビン数の高くない商品を選ぶ方が無難。しかし、車はやはりファッション性も大切な要素ですので、どの程度のケルビン数を選ぶかは非常に悩ましい問題なのです。


ファッション性にこだわった場合



鋭く青白い光は近未来的であり、ヘッドライトと色を合わせることで統一感が生まれ、グッと愛車を魅力的に演出してくれます。ファッション性を重視するのであれば、6000K以上の商品を選べば、きっと満足した結果が得られるでしょう。


後付けのLEDヘッドライトでは、やはり見た目を重視した6000Kの商品が一番の売れ筋ですので、フォグランプも6000Kを基準に選ぶことになりますが、やはり6000Kのフォグとなると、霧などの悪天候時には、ほとんど役目を果たさないと覚悟しなければなりません。


とは言え、少しでもフォグランプとしての役目も確保したい場合は、ルーメン数の高い商品を選ぶと、光がより遠くまで届きやすくなります。


実用性重視



いくらルーメン数の高い商品を選んだとしても、色温度が高くなるとどうしても視認性の悪化は避けることができません。そこで、フォグランプに求められる性能を求める場合、選択するケルビン数は、3000K以下がオススメです。


3000K以下になると、光の色は黄色に近くなっていきますので、青白い光のヘッドライトと同時に点灯すると、若干違和感があるかもしれません。しかし、霧、雨、雪などの悪天候のとき、黄色いフォグランプの視認性の高さは段違いです。


ケルビン数が低くなると、光の波長は長くなるため、水や氷にも反射しにくく、物の陰影をハッキリと認識することができます。明るさと視認性の両方を確保し、夜間の安全を求める方は、4000K程度のヘッドライトと3000K以下のフォグランプを組み合わせると良いでしょう。


バランス重視



「いくら視認性が良くても、黄色い光は嫌」という方は、やはり4000K~4500K程度の商品を選びましょう。


4500Kという色温度は純正のHIDやLEDの色に近く、見た目の印象も、おしゃれでありながら、ヤンチャになり過ぎることがありません。また、見た目の色で言えば、4500K程度が、誰が見ても白と感じる色味ですので、都会的な洗練された色味に見えます。


対向車や歩行者からの見た目も眩しくなり過ぎず、他人に迷惑をかけるようなことも少ないため、4000K~4500Kが個人的には最もオススメのケルビン数です。


ヘッドライト用のLEDをフォグに流用できるの?



H11タイプのハロゲンバルブは、ヘッドライトにもフォグランプにも使用されているため、H11ヘッドライト用のLEDをフォグに流用できるのかということを聞かれることが良くあります。


確かに、純正タイプのH11ハロゲンは、ヘッドライトもフォグランプもまったく同一であり、形状や消費電力などもまったく同じです。しかし、アフターパーツとして販売されているH11タイプのLEDは、ヘッドライト用とフォグランプ用に区別されていることがほとんど。


また、商品のパッケージをよく見ると、フォグランプ用と比較して、ヘッドライト用の方がルーメン数の高い商品が多いため、ヘッドライト用を使った方が良いのではと思う方もいらっしゃるのも頷けます。


もちろん、バルブの形状はほとんど同じであるため、取り付けることは可能ですが、多くのメーカーではヘッドライト用のLEDを、フォグランプに流用することは推奨していません。


その理由は、LEDには点灯させるための回路と、回路を冷却するためのヒートシンクが必要であり、高出力のヘッドライト用LEDは、より大きなヒートシンクを必要とすることが関係しています。フォグランプはヘッドライトに比べ、灯体裏のスペースが狭いことが多いため、ヘッドライト用の大きなヒートシンクを備えたLEDは取り付けできないことがあるためです。


また、冷却効果を高めるために冷却ファンを備えたヘッドライト用LEDの場合、どうしても車体下部に取り付けるフォグランプの位置では、雨水などがかかりやすく故障するリスクが高くなります。


以上のような理由から、ヘッドライト用LEDをフォグランプに流用することはオススメできないのです。


フォグランプにLEDが良いのか?



もっともオススメなのはLED


消費電力を抑え、見た目と明るさを高次元でバランスできているのは、間違いなくLEDでしょう。自動車用LEDバルブが出始めたころ、どうしても価格という面で、ハロゲンやHIDと比べて不利でした。ところが、純正でLEDフォグランプが普及するのに伴って、LEDコンバージョンキットの価格は随分と手の出しやすい価格にまで落ちてきています。



これから、ハロゲンのフォグランプをより明るく、ファッショナブルにするのであれば、LEDを選んでおけば間違いありません。


雪が降る地域ならハロゲン


省電力で明るいLEDですが、唯一ハロゲンに敵わないことがあります。それは、LEDが熱をほとんど発しない構造であるということです。熱を発しないということは、フォグランプの灯体を軽くできるなどのメリットはあるのですが、逆に、熱を発しないことで起こるデメリットもあります。



そのデメリットとは、雪道を走行中に積もってしまう雪を溶かすことができないということです。ハロゲンであれば発せられる熱によりある程度雪を溶かしてくれるのですが、LEDフォグランプでは積もった雪が溶けず、光を遮ってしまいます。


そのため、もともと純正でLEDが採用されている車種の中には、オプションとしてLEDからハロゲンに変更することができるようになっているほどです。


明るさを求めるならHIDだが注意が必要


単純な明るさだけを求めるのであれば、HIDという選択肢もあります。LEDがどんなに進化したとは言っても、単純な明るさでは、まだまだHIDには敵いません。


しかし、HIDはハロゲンよりも熱量が高いことが有り、灯体の小さなフォグランプでは、レンズの焼けや、灯体が溶けてしまうなどの不具合が起こることが懸念されます。また、バルブ本体以外に、バラストなどを必要とし、水濡れを避けるためにはかなり気を使わなければならず、取り付ける場合には注意が必要です。


どうしても明るいフォグランプにしたいという場合には、HIDという選択肢もありますが、整備工場や専門ショップの方とよく相談するようにしましょう。


まとめ


今回の記事では、他のタイプと混同されやすく、ヘッドライトにも使われているH11ハロゲンのフォグランプを中心にお話してきました。購入してはみたものの、自分の車に適合しない、周りから眩しいと言われるなど、そうなってしまうと、安くなったとは言え部品代が無駄になってしまいます。


これから交換を考えているのであれば、自分の使用用途や、フォグランプに何を求めるのかをよく考えてから購入することが大切なのです。


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