LEDヘッドライト厳選コラム

バイクこそLEDヘッドライト化がとても重要

投稿日:2016.08.10 おすすめの取付け箇所

■オートバイこそ、LEDヘッドライトを!
オートバイ・バイク全般は、自動車以上にLEDヘッドライトの恩恵を受ける乗り物です。 オートバイ・バイク全般は、かなり前から昼間の走行でもヘッドライトを点灯する“常時点灯”が一般的になりました。

常にヘッドライトを点灯すると、他の車輌に認識されやすくなります。そのためバイク事故やトラブルが減るという、 一定の効果を得たのが、このヘッドライトの常時点灯です。

常に点灯状態であるオートバイ・バイクのヘッドライトには、自動車のそれよりも高い信頼性が求められます。 オートバイ・バイクは、自動車に比べてサバイバルな要素がある乗り物。 LEDヘッドライトは、それに必要な機能をライダーに提供します。

オートバイやバイクの装備は、想像以上にシビアな環境で動作



オートバイやバイクは、1998年の4月からエンジンがかかっている状態ではヘッドライトが点灯していることが義 務付けられました。このため、オートバイやバイクでは走行中必ずヘッドライトが点灯していることになり、 自動車に比べるとヘッドライトバルブの劣化は進行が早いといえます。


また、走行時の振動や急激な加減速によるGの影響もあり、自動車よりも確実に切れやすい状況に あると考えられます。問題なのは、このようなシビアな環境にありながら、オートバイやバイクの場合は ライトが1つしか搭載されていないことです。


自動車であれば、ヘッドライトはボディ前の左右に搭載されています。 このため、夜間にどちらかが切れても片側のライトが照らす光で何とか走行は可能です。


しかし、車体に1つしかヘッドライトがないオートバイ・バイクでは、それは不可能です。 下向きのライトが切れた場合は上向きのライトで走行することはできますが、 先行車や対向車には迷惑となります。


もし、オートバイ・バイクのヘッドライトがLEDであれば、少なくともバルブ切れによって 急激にヘッドライトが機能しなくなることはありません。これは、オートバイ・バイクの走行の安全性を大きく高めることにつながります。


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(http://www.t1park.com/02629066264122282323398-12469125401246312523news/-krc より)
cap:昼間でもライトONが常識になって、バイクの事故が減った。



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オートバイ・バイクのLEDヘッドライト化はLEDのサイズに注意!



オートバイ・バイクでは、基本的にヘッドライトが1つしか搭載されていません。 このため、LED化に必要なバルブは1個でよく、費用面では自動車よりもリーズナブルにヘッドライトを LED化できるというメリットがあります。ただ、注意点がないわけではありません。


一番の注意点として考えられるのは、LEDバルブのサイズです。 カウルのないネイキッドタイプのオートバイの多くでは、密閉されたライトモジュールを 採用しているのが普通です。これはライトを雨やホコリなどから守るためですが、このような車両では、 このケース中にLEDヘッドライトの全パーツが収まるLEDバルブでないと使えないことになります。


またこのような車種では、密閉されたケース内で使いますから、 LEDバルブの冷却にも考慮する必要があります。バルブの交換そのものはオートバイ・バイクの日常点検が できるなら問題のない簡単なものですが、自分の乗るオートバイ・バイクに安心して使えるLEDバルブの選定には、 ノウハウを持つ人やショップのアドバイスがあった方が安心です。



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cap:外したH4のハロゲンバルグをLEDヘッドライトと交換。このすべてをライトケース内に入れる必要がある。



バイク用LEDは直流と交流に注意

上記では、LEDサイズに注意するように申し上げましたが、バイクのヘッドライトには、直流と交流の2種類があることを覚えておきましょう。


ご存知のように、半導体であるLEDに使用される電流は直流ですが、年式の古いバイクや、原付などの排気量の小さな車種の中には、交流を使用している車種があるのです。

自分のバイクがどちらなのかを見分ける方法は、エンジンをかけず、キーを「ON」

に回してみて、ヘッドライトが点灯していれば「直流」。エンジンが始動してからヘッドライトが点灯する場合は「交流」と判断できます。


市販されている商品の中には、直流(DC)専用、交流(AC)専用、さらにAC/DC汎用と分かれており、購入前には今一度愛車にマッチングしているか確認しましょう。


バイクのLED化はまだまだこれから

近年、メーカーのフラッグシップモデルや、大型スクーターを中心に、純正でLEDヘッドライトを採用したバイクも増えてきました。


しかし、その他の車種に目を向けると、例えば、125ccや50ccなどの小型排気量のバイクには、ホンダスーパーカブを除いて、まだまだ普及していません。


ハロゲンに比べ、省電力で高寿命なLEDをなぜ採用しないのかと思われるかもしれませんが、やはり一番の問題はコスト。


もともと車体価格の高い大型車や、販売台数が見込めるスーパーカブなどであれば、1台当たりの価格を抑えることができ、純正でLEDヘッドライトを採用することも可能なのです。


バイクにオススメのLED!楽天、Amazon、みんカラで人気な商品比較


うちには、お客さんが不要になったヘッドランプユニットやLED商品がたくさんなるので、バイクのLED化をしたい方の少しでも参考になればと思い、比較してみました。


そもそもの話です。
綺麗に路面を照らすには、商品の性能に左右されますが、ヘッドランプユニットの仕様でも大きく影響されます。


レンズには、純正ヘッドランプのカットレンズとメーカーから販売されているマルチリフレクターがあります。カットレンズはご存知の通り、レンズにカットが刻まれていて、カット部分で配向を調整するもの。マルチリフレクターは、リフレクター部の模様で配向を調整する仕組みとなっています。


私も取り付けでよく遭遇するのが、カットラインが出そうな商品なのに、出ない。□□のレンズに切り替えたら見え方(明るさ・配向)が違ってしまい、苦労をしました。


純正バルブのハロゲンでもこのくらい違いがでるんです。


レンズと各LED商品を比較



純正バルブにも関わらず、レンズによってロービーム(lo)のカットライン、明るさ、路面を照らしている状況が全く異なる。これが社外LEDパーツであれば、どれだけ影響されるか。比較してみたいと思います。


数年前に楽天で1位獲得した商品


点灯比較した画像



純正ヘッドランプ-カットレンズ


ハロゲンの発光点を再現しているため、ほぼハロゲンと同じの配向となっていますが、少しだけカットレンズ付近がぼやけているようにも見えます。手前も同じく照らしているので、カットレンズでの装着は問題ありません。


マルチリフレクター


マルチリフレクターとの組み合わせは、カットラインはしっかり出ていますね。本来は、エルボー点の下が最も明るくなる必要があるが、左上がりの下が一番明るくなっていた。写真では分かりづらいですが、その点だけ気になりました。


現在楽天で人気。1位に酷似した商品



点灯比較した画像



純正ヘッドランプ-カットレンズ


先程紹介した商品の外観とほとんど同じです。違いとしてはハイビーム(hi)のチップ配列がことなり横向きとなっている。先程の商品と比べると、明るさ、配光共に上回っていると感じた。(後発で使用しているチップ性能が向上したからか?)


マルチリフレクター


綺麗にカットラインも出ているし、エルボー点の下が明るく、しっかり照らしている。前モデルの問題点を克服している。


しかし、ハイビームのときは、チップが横配列のため照射範囲が狭い印象を受けた。これについては、先程紹介したLED(縦に4チップ配列)の方が運転性は良い。


Amazon1位商品!話題となったバルブ先端にファンが取り付けされたLED



点灯比較した画像



純正ヘッドランプ-カットレンズ


バイク専用品のLEDヘッドライト。バイクはユニット内に色々な配線が収まっているため、スペースが極端に狭いです。そんな条件下で、多くのバイクに取り付けできるように工夫されたのがこの商品。ファンがバルブ先端にあるためスペースがないバイクにも取付できる優れもの。


カットレンズと組み合わせでは、ハロゲンよりも明るいが他のLEDよりも若干黄色い。カットラインはギリギリ出ているが、ライン上がぼやけていると思われる。光量も少なく手前を照らしていないと感じました。


マルチリフレクター


カットレンズではライン上はぼやけてはいましたが、カットラインは出ていました。ただ、マルチリフレクターでは、他のバルブと異なり光にちらつきがありカットラインが出ていない。マルチリフレクターでは手前は照らしているが暗く、配向がまばらになっていると感じました。


同じバルブでもヘッドランプレンズによって異なる良い例ですね。


fcl.LEDヘッドライト



点灯比較した画像



純正ヘッドランプ-カットレンズ


比べた商品の中では一番明る感じました。照射範囲が広く、手前も明るく照らしているのでクオリティは高いです。少し気になるのがカットラインの角度が急過ぎるが、エルボー点の下が最も明るくなっているので、運転性は良いと感じました。


マルチリフレクター


マルチリフレクターと組み合わせ、一番綺麗にカットラインが出ていて、エルボー点の下が最も明るいです。楽天1位モデルよりも照射範囲が少し狭いと感じました。ただ、今回比較をしてみて一番オススメのLEDかなと思います。


スフィアライト LEDヘッドライト取り付け予定中


・SPHERE LIGHT RIZINGⅡ(スフィアライト ライジングⅡ)


価格:12,800円~15,800円


色温度:4500K、6000K


光束:2400lm(ルーメン)


消費電力:21W


動作電圧:DC12V



安心の日本製で、ファンレスヒートシンクを採用した、純正バルブと変わらないサイズ。


さらに、自動車部品振動試験において20Gまでの振動加速度試験に合格しているため、車よりも振動がシビアなバイクでの使用も安心。


さらに、確実な配光性能で車検にも対応している点もオススメです。

※実際の適合車種については公式サイトをご覧ください。


DAYTONA Force Ray(デイトナ フォースレイ) LEDヘッドライト取り付け予定中


価格:21,000円~23,500円


色温度:6500K


光束:1100lm~2500lm(ルーメン)


消費電力:15W~


動作電圧:AC/DC併用、12V



老舗バイクのアフターパーツメーカーであるデイトナと、車用LEDの有名メーカーであるベロフの共同開発で誕生。

バイクパーツメーカーらしく省スペースにこだわったコンパクト設計でありながら、冷却ファンを備えたヒートシンクが特徴です。



今回比較した中では、明るさ・カットライン(両レンズ)ともにfcl.製品が優れていると感じました。この中では高い価格帯に位置しますが、車と違いライト一つで夜の安全性を確保しているため、ライト一つの重要性は車以上では無いでしょうか。


ただ、ライトを明るくしたい、見た目を変えたいという目的であれば、今回紹介した商品は全て満足いくでしょう。しかし、運転性を重視されたい場合は、車ライトで評判のfcl.がおすすめです。たぶん、車検もクリアすると思います。


今後はスフィアライト、デイトナの商品も試してみたいと考え中です。(いつになることやら・・・)と、色々と比較してみましたがライト交換でこれから工賃はもらえないなとつくづく感じた。こんなに短時間で、なおかつ簡単ならDIYレベルで取り付けできるから持ち込みする理由が見つからない。。。。


※実際の適合車種については公式サイトをご覧ください。



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