LEDヘッドライト厳選コラム

LEDヘッドライトH4の選びは、ここに気をつけろ!

投稿日:2017.09.13 LEDヘッドライトの選び方

自動車のヘッドライトにはその光の投影方法毎に適応したバルブ形状が各種あります。その中でも日本車やバイクに多いのがH4と呼ばれるバルブ形状です。このH4バルブについて、最新のLED光源とのマッチングや車検対応等について解説させていただきます。

配光-マルチリフレクター方式


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H4バルブは、そのほとんどがマルチリフレクター方式を採用しており、この点が他のバルブ形状(プロジェクター方式)と大きく異なり、少々厄介な点となります。マルチリフレクター方式とは、その名前が示す通りリフレクタ(=反射板)に光源からの光を反射させその反射した光のみを配光として利用するというものです。


逆に言いかえますと、リフレクターに反射した以外の光、つまり光源からの直接光は全て設計外の光ということになります。この設計外の光がヘッドライトの外に届いてしまうと、対向車など他の交通にとって眩惑のもととなり大変危険です。交通にとって危険なものはもちろん車検を通すわけにはいきません。H4バルブの車検対応難易度が高いと評価されているのは主にこの点です。



車検対応における注意点


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前述の設計外の光が多い場合は他の交通にとって危険であるだけでなく、設計したとおりのカットラインが出ないことにより必然的に車検にも落ちてしまいます。具体的な車検が通らないメカニズムは、カットラインが明確に出ない=検査ライン上にある光の強さを評価する機械にかけた際、機械が測定する箇所(カットラインの中心となるエルボー点付近)を自動的に見つけることができずにエラーとなります。


この事象は光軸調整で少しは改善するものの根本解決するためには光の漏れを塞ぐしかありません。



H4とLED


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この事象は実は、光源としてLEDを使用した場合に多く発生します。ハロゲンなら光源からの光の反射は全方位に対して一定であり、バルブの取り付け角度や品質に左右されることなく設計されたとおりにリフレクターに反射します。万が一なんらかの理由で一部の光がリフレクターから漏れたとしても大した光量ではないため問題にはなりません。


HIDに関してもハロゲンとほぼ同じ光源の位置ですし、360度の方向に均一に光を出すのも同じため光が漏れない限りは心配いりません。ただし、ハロゲンと異なり光量が圧倒的に強くなることで、万が一光が漏れた場合に配光が崩れる不安はあります。


最も難しいのがLEDです。LEDは、ハロゲンやHIDとは根本的に仕組みが異なり、光源となる芯があるわけではなく半導体に直接的に電圧をかけ電流が流れることで光と熱を出します。この半導体チップの取り付け位置や発光面の方向によって光の進行方向が決まってくる上に、さらにその性質上光の指向性が非常に強く向う方向以外への光の拡散が弱いという特徴まで兼ね備えています。


LEDヘッドライトでH4の場合にはリフレクターへの光が当たる向きにしっかりとLEDのチップの位置を合わせて作る必要があります。もちろんその際には方向だけでなく、外に光が漏れださないようにする角度や前後位置の微調整も必須です。これら全てを満たすように全車種に対応することは到底不可能と言えます。



失敗しないLEDバルブの選び方


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そこで、H4バルブ向けにLEDヘッドライトコンバージョンキットを選ぶ上では設計時の想定車種や口コミによる取り付け実績とその評価が重要となってきます。もっとも手っ取り早いのが、これから取り付けようとする車種と全くの同一車種同一グレードに対する口コミでの良い評価を探すことです。次に来るのはやはり、取り付けに対する質問(取り付け実績の有無や設計時の想定、サイズ等)への回答の丁寧さや、万が一取り付け後に適合しないことが判明した場合の返品対応のスムーズさが重要になってきます。


これらの点を考慮すると、口コミでの高評価、取り付け説明の丁寧さ、購入者からの評価からみてPIAAがおすすめです。


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LEDのメリット


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ヘッドライトの光源としてLEDを用いた際のハロゲンやHIDより優位な点についておさらいしておきたいと思います。


・美しい白さ

HIDはガスの配合で白さを調合しているが、対するLEDは素子そのものの発光色のため混じり気のない純白という点ではLEDが勝る。


・応答性の良さ

HIDはスイッチオンで電流が流れてから光が起動するのに若干の時間を要するのに対して、LEDは一瞬でタイムラグなく最高の光度まで点灯します。 この特徴は特にパッシングの際などに差が明確になります。


・発熱量の少なさ

低消費電力=発熱量も少ないということもLEDの最大のメリットです。この点は特にフォグランプのバルブとして使用したときに威力を発揮します。フォグランプはその性質上取り付け位置が路面にも近く防水性や小スペース性を保つために密閉度が高く熱がこもったり、冷却のためのファンを配置できなかったりする傾向にあるため発熱量が小さいことは非常に有利に働くのです。


・取り付けの簡易さ

LEDは純正ハロゲンやHIDバルブからバルブ交換のみのボルトオン(ボルトすら使用しませんが)での取り付けが可能です。適合する製品選びにさえ失敗しなければDIY初心者でも簡単に取り付けることができます。


また、プロに付けてもらうとしても、HIDよりずっと安い工賃となります。私も何度となくハロゲン→HIDやハロゲン→LED、HID→LEDの取り付けを実際に行った経験がありますが、LEDの取り付けは10分で終わります。対するHIDは車種やキットの内容にもよりますが、約2時間前後必要な場合がほとんどです。


・寿命が長い

家庭用電球でもおわかりいただけるようにハロゲンやHIDに比べてLEDの方が圧倒的に長寿命です。ハロゲンは必ず数ヶ月で切れるのに対してLEDは数十年と、電球より自分の寿命の方が先なんていうギャグまで生まれたほどです。



H4用LEDヘッドライトバルブleh100



ライティングに関する老舗メーカーにしてGTでもお馴染みのPIAAから配光性能を追求し、革新的な新しいヘッドライトのスタンダードを目指して開発された純正交換式LEDバルブがleh100です。


・6000ケルビン
・3600ルーメン(hight)/2600ルーメン(low)
・2年間保証
・12V 23/23W



発売時期こそ2015年と日進月歩のこの業界では少々古く感じるかもしれませんが、このロングセールこそが信頼の証ともいえるのです。H4という少々難しい形式において2年以上もの間車検対応として製品が評価され続けており、その間に積み重ねられた実績はほぼ全ての車種を網羅できたといっても過言ではないはずです。


そのままでは、もし光が漏れだしてしまう場合でも、あなたの車にも適合させる方法が必ずあることでしょう。 発売から2年以上経てば、もちろん後継器もリリースされているのですがそれよりも1万円以上安くパッケージングこそ違うものの性能はそれほど変わっておりません。



ヘッドライト選び


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ヘッドライトは夜間走行する上で欠かすことのできない装備です。不完全な取り付けや不良品により必要な明るさが得られなかったり、視界のチラつきにより疲れてしまったりと事故につながる要素も多量にございます。そんな重要な部品だからこそ、妥協することなく拘りぬいて選ばれることをおすすめします。


私の経験上同じ出力の同じ規格でもメーカーによって取り付け難易度やカットラインの出やすさ、光の拡散具合がかなり異なっています。また、同じ製品でも車種によってのマッチングまで異なります。ですので、同じ車種グレードへの取り付け実績を探すことは非常に重要です。必ず納得のいく商品が見つかるまで口コミだけでなくSNS等も併用しながら探してみてください。

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