LEDヘッドライトNEWS

2017031307_R

LEDヘッドライトとHIDキットとハロゲンの明るさを比較してみました

投稿日:2017.03.14 HIDと比較

青色LEDの発明以降、LEDの進歩は目覚ましく信号機に始まりリビングの白熱灯や店舗の蛍光灯へとあらゆる光源に取って代わってきました。その過程では大量生産による価格低下や更なる研究開発による小型化にも成功しています。

小型である程度価格を抑えることができたところで、車の世界にも応用の範囲が広げられてきました。まずは、ポジションランプや室内灯などのそれほど高い出力が求められない場所に始まり、近年ではいよいよヘッドライトやフォグランプなどに使用可能な高出力タイプが登場しています。

そこで、今回はハロゲンランプに始まり、HID、そしてLEDと選択の幅が広がってきたヘッドライトとフォグランプについて、実際の使用してみての感想や取り付けし安さにまで言及することでそれぞれの利点や今後の方向性を探っていきたいと思います。そろそろヘッドライトを替えてみようと検討中の方は必見です。

ハロゲン、LED、HIDを色々な項目で比較してみました

「使用機器」



各ライティングシステムの比較に入る前に今回使用した機器について紹介させていただきます。


・使用車両

マツダ ロードスターの第二世代目となるNB8C 平成12年式後期モデルNB2型を使用しています。前期のNB1型ではヘッドライトは、ハイ・ロー一体型のH4が設定されていましたが、後期NB2型では分離型のHB4に変更されています。純正はもちろんヘッドライト・フォグランプ共にハロゲンです。



・HID製品例

fcl株式会社 WiNEEDS HOLDINGSが展開しており、低価格ながら保証やサポートを充実させているのが特徴です。 HB4 初心者専用HIDキット 35W 6000K【超薄型バラスト】【安心1年保証】 税込9,580円 オプションの電圧安定化リレーハーネスを追加しました。

http://u0u0.net/Cgri



・LED製品例

GTx有川自動車用品販売店が仕掛ける超低価格ながらも安定した品質で改善サイクルも早いのが特徴のシリーズです。こちらも1年保証付きです。


送料無料 LEDヘッドライト フォグランプ 車検対応 GTXテンプルナイト H4 Hi/Lo 完璧な配光 市販9600LM品に完全勝利 長寿命 純白光 H7 H8 H11 H16 HB3 HB4 5,980円

http://ur0.work/CfDe


【製品規格】

消費電力:25W

ケルビン:5500K

明るさ:3600lm

稼動温度:-40°〜+120°

使用寿命:約5万時間

保証期間:1年



「今回はハロゲンとLEDとHIDの明るさを比較してみました」



それでは、実際に3種類のヘッドライトを使用してみての感想をお話しさせていただきます。3種類すべての消費電力や色温度などを全く均一に揃えることはできませんでしたので、その分の差異はもちろんあり得るのですが、それでも“明暗”は文字通りはっきりわかれました。


以下の画像でもわかっていただけるように、HIDがもっとも明るく次いでハロゲン、LEDが最下位という結果に終わりました。



もちろんこの結果のみから単純に“明るかったもの”=“優れている”とも言い切ることはできません。LEDにはもうワンランク上の4200lmの製品があり、恐らくそちらならハロゲンより明るい照射が得られるでしょうし、HIDにもさらに明るい55Wのものが存在しています。当然ですが、性能に比例して価格も上昇することになりますので、自身の納得のいくバランスで決めるのがよいでしょう。


ハロゲンとLEDを比較した場合に最新技術のはずのLEDが今となっては枯れた技術のハロゲンに負けた結果に違和感を覚えられる方も多いかと思いますので、念のため補足させていただきます。今回使用した車両は平成12年式ということで、純正採用がハロゲンからHIDに順次置き換わっていった時代となります。


つまり、逆に言うとハロゲンとしての成熟期と言えます。そして、対するLEDはまだまだ純正採用するメーカーが出始めたばかりです。要因としては、この自動車部品としての熟成度の違いによるところが大きいと考察しています。


引き続き単なる絶対的な明るさを比べるだけでなく、それぞれのもつ特徴から道路で使用した場合や長期的なメリット、デメリットについても紹介させていただきます。



・ハロゲン


2017030301_R

・HID

2017031302_R

・LED

2017031303_R


「それぞれの照射の特徴」



・ハロゲン

純正のハロゲンランプのため色温度が低く、実物よりも若干全てが黄色みがかって映ります。これはデメリットばかりでもありません。十分な明るさを得られる街中などでは、あまりにも白すぎる光に比べて目の疲労を低減する効果があります。


ただし、暗闇を明るく照らすことがヘッドライトとしての主目的だとすれば、HIDには完敗といっていいでしょう。LEDと比較すると、ハロゲンの方が光の分散が大きく前方の壁だけでなく、そこに到達するまでの間にある路面も明るく照らしています。


・HID

画像からもお分かりいただける通り、前方の壁への照射、そこへ到達するまでの路面への照射、両サイドへの拡散のどれをとっても文句のつけどころがない明るさと言えます。ハロゲンと比較しても、LEDと比較しても、こと明るく照らすという目的については最も優れていると言ってよいでしょう。


目的を限定したのには理由があります。詳しくは次のその他の特徴で述べますが、デメリットも多少存在しています。


・LED

前方への照射量こそハロゲンとほぼ同等ですが、路面への照射は壁までの約半分程度しか到達していません。ただし、元来のLEDの特徴として指向性の強さが指摘されているものの、近年ではその特徴はかなり緩和されてきたと言えます。


その証拠に両サイドへの拡散はハロゲンと遜色ないレベルまで到達しています。その他の特徴もこれらのデメリットを補うに余りあるものもあり、選択肢として十分に検討の余地があるでしょう。



「その他の特徴」



確かに路面を明るく照らすということにかけては、HIDが圧倒的に有利だということがわかりました。それではその他の特徴はどうでしょうか?


・ハロゲン

ハロゲンランプは、1960年代に白熱電球に代わって登場しました。仕組みは、窒素やアルゴン等の不活性ガスとハロゲンガスを封入した電球に通電することで、発光します。最大の特徴としては、良くも悪くも発熱量が大きい=消費電力量が大きいということです。


経年劣化により熱でヘッドライトのクリア面が焼けてしまうという弊害と、その反面熱を有効利用して、車の上に積もった雪を溶かすことができるという特徴もあります。ただし、これが役立つのは豪雪地帯に住む方と時々行くウィンタースポーツのときくらいでしょうか。


電球そのものの製造コストも低いため玉切れの際には安価に入手可能ですが、HIDやLEDはそもそも対応年数がハロゲンより圧倒的に長いため平均すると低コストとは言えません。


・HID

HIDの最大のデメリットと言われるのが、やはり立ち上がり速度の遅さではないでしょうか。ただし、今回実際に取り付けて使用してみた感想としては、立ち上がり速度が気になるのはエンジン始動直後最初の点灯のみで、その後の点灯では全く気になるほどではありませんでした。


他にもチラつきなどの報告も多いですが、これは詳しくは“取り付け編”でお話ししますが、しっかりバッテリーから直接電源を確保することで改善することがほとんどです。


・LED

実はLEDは、明るさでこそ多少のデメリットがありましたが、その他の特徴としては有利なものばかりです。


消費電力が低い=熱の発生も少なく、ユニットそのものが小型化可能で、取り付けにも場所を選びません。万が一の消し忘れの場合でも翌日に気が付けばバッテリーが上がってしまうこともないでしょう。立ち上がりの早さも他の二つに比べて圧倒的に早いです。



「外見のクールさ」



ヘッドライトを交換するメリットの一つとして、外見の変化も見逃せないところです。見た目についても比べてみました。 これについてはほぼ好みの問題かと思われますが、それぞれのもつ概観上の特徴としては、以下です。


・ハロゲン

少々黄色みがかった色ですが、レトロ感や目に優しいといった印象を受けます。ただし、この黄色い色は、ハロゲンバルブを白色光のものに変えることで変更することも可能です。

2017030304_R

2017030305_R

・HID

少し青みがかった白い光が特徴で、クールな印象です。

2017030306_R

2017031307_R

2017030308_R

2017031309_R

・LED

昼白色のような白い光で、ハロゲンとは真逆の近未来的な印象を受けます。

2017031310_R


「比較まとめ」



それぞれのもつ特徴について解説してきましたが、検討しやすいように比較結果をまとめさせていただきます。

・明るさ

明るい HID >> ハロゲン > LED 暗い


・消費電力(優位性)

小さい LED >> HID > ハロゲン 大きい


・耐久性

高い LED >> HID > ハロゲン 低い


・価格(初期費用のみ)

高い HID > LED > ハロゲン 安い


・ランニングコスト

高い ハロゲン >> HID > LED 安い


・交換し易さ

簡単 ハロゲン > LED > HID 難しい


・立ち上がりの早さ

早い LED >> ハロゲン > HID 遅い


全体を通して個人的な感想としては、ヘッドライトとは夜間走行において最重要とも言える部品です。その最も必要とされる機能は当然のことながら夜道を明るく照らすことにあります。


3つの光源を比べてみた際に圧倒的にHIDが明るく、街灯の少ない田舎道や雨や雪の日でも安心して走行することができました。確かにLEDの明るさ以外の特徴は魅力的なものばかりです、しかし、これらを総合してみてもやはりHIDの明るさと引き換えにすることはできませんでした。今回の比較検証が終了した時点で、私が取り付けたままにしているのは、やはりHIDでした。


LEDのヘッドライトへの応用はまだまだ始まったばかりです。先進技術による安全性を重要視するメルセデスなどの高級車を中心に近年では純正採用も出始め、今後の更なる小型化や高出力化も急速に進んでいくことと予測されます。


LEDのヘッドライトへの応用はまだまだ始まったばかりです。先進技術による安全性を重要視するメルセデスなどの高級車を中心に近年では純正採用も出始め、今後の更なる小型化や高出力化も急速に進んでいくことと予測されます。


LEDヘッドライトへの交換はもう少し様子をみて、HIDと同等の明るさを手に入れてからでも十分間に合うというのが私の出した結論です。


それまでは、もう少しHIDのこの青白い炎を楽しみたいと思います。


取付けてについても比較してみました。

一覧を見る

Go Back to Top!